解決事例

2023/10/27解決事例

(解決事例)破産・管財

N総合法律事務所、弁護士の首藤です。

今回も一つ事件が解決したので、依頼者様の了承の下、事件の大枠と感想を掲載いたします。

依頼者様は、パチンコ、競馬、競艇など、いわゆるギャンブルを長年やってきました。ギャンブルを始めたきっかけは、仕事や親族との付き合いからくるストレスで、最初は気晴らしに始めたそうでした。以前は結婚されていましたが、子どもがいたにもかかわらず、ギャンブルがやめられなかったため、離婚にいたりました。

離婚し、単身者となってからはますますギャンブルによる浪費が加速し、ギャンブルだけで600万円近い借金を作ってしまいました。

依頼者様は、今回、破産を申し立てるにあたり、ギャンブル依存症に近い状況であったため、申立てまでの間、ギャンブルをしないよう私が厳しく監督することにしました。ギャンブルなどの浪費は、破産申立て後に同じことをすると不許可になってしまう可能性が高まるため、やむを得ない対応でした。

破産申立てに必要な書類である家計表を作成する際には、弊所へお越しいただき毎月収支を厳格にチェックしました。通帳の履歴やアプリの利用履歴、不自然なお金の流れはないかなどを細かく見ました。このように書くと、毎回叱りつけているかのような印象を与えてしまいそうですがそんなことはなく、今回は、依頼者様も破産を依頼した時点でギャンブル熱が冷めたのか、依頼後はギャンブルをまったくやらなかったため、私が厳しく問いただすような場面はほとんどありませんでした。

借りた金額が大きいこと、免責不許可事由の浪費にあたることは明らかであったため、管財事件となりました。しかしながら、依頼者様がギャンブルをまったくやらなかったため、特に問題となることはなく免責許可に至りました。

破産後は、子どものためにお金を使っていきたいとおっしゃっていました。私も再出発のサポートができてよかったと心から思いました。

ご感想をいただきましたので、以下に掲載します。

 

 

 

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