2023/06/19解決事例
(解決事例)時効援用
ご依頼者様からご感想を頂戴しました。掲載につき了承を得ましたので記載いたします。
ご依頼者様は、自身が使った記憶のないキャッシングカード会社から請求が来ました。請求額は約200万円であるものの、〇月〇日までに支払えば約50万円で良いという内容のものでした。当初、ご相談にいらした際には詐欺ではないのかと疑問を持たれていました。そこで、その真偽を確かめるべく、請求書に記載されていたカード会社に私から連絡してみました。すると、そのような請求を実際に行っているとのことで詐欺ではないことが分かりました。借金の心当たりを尋ねてみると、同居人が無断でカードを使用したのではないかという結論に至りました。もっとも、その同居人はすでに亡くなられていたため、その方への請求は難しい状況でした。
その後、請求書の内容を検討すると、時効が完成しているのではないかと疑問を持ちました。ご依頼者様にその旨お伝えし協議した結果、まず時効の主張をしてみて、もしダメであれば任意整理をすること、そして、任意整理の和解金は通知にある減額された約50万円にしてもらうよう交渉しようという方針で着手することにしました。
結果としてすべて時効にかかっていたので、ご依頼者様は支払額が0円で済みました。相談に来る前も相談された後も、借りた以上は払うべきという考えがご依頼者様にはあったので最後まで葛藤されていました。しかしながら、金額が大きいため負担が大きい以上、時効の主張をしてみるよう説得し、このような結果になりました。
最近、同時期に他のご依頼者様からも時効の依頼を受けいずれも成功しているので、良い結果が出ていることに私自身安堵しています。
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