解決事例

2023/08/23解決事例

(解決事例)任意整理

今回もご依頼者様から了承を得ましたので解決事例を掲載いたします。

 

ご依頼者様は、住宅ローンを支払いつつ、信販会社から借り入れをしていました。

信販会社A、B、Cからそれぞれ約150万円、200万円、200万円を借り入れており、住宅ローンを除いたA、B、Cの債務額の合計は約550万円ほどでした。

住宅資金特別条項を使った個人再生も検討しましたが、住宅ローンを組んでいる金融機関からもカードローンによる借り入れをしていたこと、本人が返済を希望していたこと、再生計画案認可の可能性など様々な事情を考慮し、任意整理を選択することになりました。

ただ、消費者金融や信販会社は分割条件が会社ごとに異なり、回数が少なくなる場合もあるため、交渉の結果、ひと月の返済額があまりにも大きな負担になりそうであれば個人再生に切り替えることもやむなしとし、ひとまず交渉することにしました。

ABCのうち、ある業者とは分割回数100回まで認めるとの交渉に至りましたが、9年近く返済を続けることはご依頼者様にも負担であるため、本人の了承の下、返済期間を7年とし、84回分割で和解しました。結局、A、B、Cあわせてひと月の返済額は約8万円となり、それぞれ将来利息も全面カットすることができました。これまでのA、B、Cに対する毎月の返済額が15~6万円であった状況から約半分程度になりました。任意整理を依頼せずに地道に返済していった場合には、将来利息だけで200~300万円は容易に超えていたので(一社から200万円を借りた場合、1年間の利息は約30万円です。数年返済をすればそのぐらいになります。)、様々な負担が軽減されたことになります。

ご依頼者様も満足されていたので、いい結果を出せてよかったなと思いました。

 

 

Copyright © N総合法律事務所 All Rights Reserved.