2023/03/16解決事例
(解決事例)任意整理
任意整理の中でも、少し変わった内容であるため、解決事例として記載します。
旧:住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)から住宅ローンを組んで借り入れをしていた方が、途中で支払いが難しくなり、任意売却をしたものの、それでも債務が残ってしまい、少額ながら毎月返済を継続していたという状況にありました。
もっとも、その支払い分は利息分にも満たず、債務額としては、数千万円となってしまっていました。すでに債権は住宅金融支援機構から債権回収業者へ回収委託されており、このままでは返済しきれないとのお考えから、ご依頼をお受けする運びとなりました。
回収業者との交渉により、数百万円を一括返済できれば完済扱いにするという条件で話がまとまり、金融機関への入金に付き添いました。
金融機関も、振り込む金額が大きかったため、当職の身分証などを提示するよう求めてきました。最近は、振り込め詐欺も多いので当然の対応だと思いました。当職も回収委託を受けている業者で間違いないかを住宅金融支援機構に問い合わせ、誤振り込みがないよう注意しました。
支払は無事終わり、返済証明書の郵送を受け、事件は終了しました。
任意整理の大半は、減額なしの分割交渉となり、一括払いによる債務減額の交渉はそもそも難しいか拒否されることが結構あります。
無事に解決できてホッと胸を撫でおろしました。