解決事例

2025/03/19解決事例

(解決事例)任意整理

Ǹ総合法律事務所、弁護士の首藤です。

今回は、任意整理に関する解決事例を掲載いたします。ご依頼者様からは了承を得ています。

 

ご依頼者様は、会社経営者で裕福な方でした。しかし、会社の業績が不振となり、支払いが滞るようになりました。

毎月の支払いが困難となり、私にご相談されました。債務の規模は大きく、法人破産と代表者個人の破産を勧めたものの、どうしても会社をつぶしたくないということで、特定の大口債権者のみを任意整理することで話がまとまりました。

具体的に債権者を挙げますと、ダイナースクラブカード(三井住友トラストクラブ)が約600万円、三菱UFJニコスが約300万円、合計約900万円でした。任意整理の傾向としては、ダイナースは基本的に60回分割までしか分割に応じないこと、UFJニコスは、100回分割までした応じないことがこれまでの交渉経験からわかっていました。特に、UFJニコスは、一昔前は120回分割まで応じていただける債務者にとてもやさしい債権者だったのですが、やはり長期分割は途中で返済が滞るリスクが大きく、回数を絞ってきている印象です。それでも、これだけの長期回数に応じていただける債権者は少なく、感謝すべき債権者であることに変わりはありません。

ご依頼者の返済原資(毎月の返済に充てられるお金)は、10万円未満でした。単純計算すると、900万円をそれぞれ5年返済(60回分割)を組めたとしても、月の返済額は15万円です。交渉はとても難しいものになりました。

交渉には数か月かかり、ダイナースから84回分割の条件で和解することができました。交渉担当者の方もこの回数で和解することは初めてだとおっしゃっていたので、相当無理な回数を組んでいただいたのだと思います。また、UFJニコスとも98回分割の条件で和解していただけました。結果として、毎月の返済額は10万円を切りました。ご依頼者様の希望に沿った解決が何とかできました。

任意整理については、基本的に返済可能性に乏しいと判断した方は、破産をまず勧めるのですが、それでも任意整理を依頼されたいという方がいらっしゃるので、その場合は成功するお約束はできないことを念を押して説明しご依頼をお受けしています。

任意整理は返済を継続して完済することが最終的な目標ですので、到底支払いできない状況にある方は、破産することを勧めます。

 

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